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近世の欧州、「共通マニュアル」のおかげで商業発展 [■世界の歴史]

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近世の欧州、「共通マニュアル」のおかげで商業発展

【連載】ビジネスに効く! 世界史最前線(第22回)

2019.5.25(土) 玉木 俊明

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 中世のヨーロではまだ遠くに住む人同士が、頻繁に会うのは不可能でしたから、遠距離間の情報のやり取りは、もっぱら手紙を出し合うことでなされていました。当時、離れた場所にいる人と情報をやり取りする必要に迫られているのは、王侯貴族や聖職者、そして商人でした。しかし、まだまだ識字率は低い時代だったので、商人たちは自分で手紙を書くことが出来ません。彼らに代わって手紙をしたためたのが修道士でした。修道士がいなければ、商人は情報発信ができなかったのです。この当時の情報発信は、修道士の力を借りて行われていたのです。

書物は筆写して作られる貴重品

 情報について修道士にはもう一つ重要な仕事がありました。それは、書物の筆写です。印刷技術がなかったこのころは、筆写しか書物を作成する方法はなかったのです。そこで、必然的に修道士の能力が求められたのです。

 このような作成方法ですから、出版数は非常に少なく、知識は、修道士などの一部の階級の独占物にとどまっていました。修道士は、情報発信と知識の担い手だったわけです。

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実は不況だったエリザベス1世時代のイングランド [■世界の歴史]

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実は不況だったエリザベス1世時代のイングランド

【連載】ビジネスに効く! 世界史最前線(第17回)

2019.3.9(土) 玉木 俊明
スペインの無敵艦隊を破り、絶頂期のエリザベス1世

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 著名な文学作品が、その舞台となった時代や登場人物のイメージを決定づけてしまうことは珍しくありません。例えば日本では、司馬遼太郎の『坂の上の雲』で、乃木希典が二百三高地の攻略で多数の軍人を犠牲にした「愚将」として描かれています。しかし、現在の研究では、その評価は正当ではないとされています。

 世界史に目を転じれば、後世における評価に大きな影響を及ぼしている代表例に、シェークスピア(1564?1616)の作品群を挙げることができるでしょう。イングランドのテューダー朝、なかでもエリザベス1世の時代の華やかなイメージは、実は同時代に活躍したシェークスピアによって決定づけられました。

 一般的にエリザベス1世の時代(在位:1558?1603)は、スペインの無敵艦隊を破ったり、東インド会社がアジアとの貿易に乗り出したりしたこともあり、イングランドの「黄金時代」と受け止められています。当然、経済も大いに発展したと思われがちです。

 しかし、現在の研究では、エリザベス女王時代のイングランド経済は、実は不況だったというのが定説になっています。そうした意味で、シェークスピアが書いた戯曲は、エリザベス女王時代、そしてテューダー朝の時代を実際より輝いていた時期と思わせる効果を今なお発揮し続けていると言えるでしょう。

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