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一般教育を縮小させた規制緩和と大学内部の“偏見” [④教育論評]

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一般教育を縮小させた規制緩和と大学内部の“偏見”

大学教育にとって「教養」とは何だったのか(3)

2019.6.3(月) 児美川 孝一郎
大学の一般教育の縮小を加速させた要因は何か。

(児美川 孝一郎:教育学者、法政大学キャリアデザイン学部教授)

 前回の記事(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56308)では、1991年の大学設置基準の「大綱化」によって、全国の大学が雪崩を打って教養部の解体や一般教育の縮小・再編へと向かうまでのプロセスを見た。

 ただし、そこで強調したのは、当時の大学審議会は、一般教育の「解体」を企図して大学設置基準の緩和を図ったわけでは必ずしもなかったという事実である。

 大学審議会自体は、戦後の大学において一般教育が抱えていた問題点や課題を十分に認識しつつも、なお各大学の創意工夫と努力によって、一般教育の理念・目標が再認識され、それが大学教育の不可欠な一環として「再構築」されていくことを期待していた。規制緩和を図りながらも、一方でそうした期待をかけるのは、ご都合主義にも見えなくはないが、そこは「大学人の見識」に賭けたのである。

 しかし、そうした期待は、見事に裏切られたと言わざるを得ない。なぜ、そうなったのか。今回は、この点を考えてみたい。

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タグ:大学教育
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【在米日本人ママリポート(7)】チャンスは一度 米大学受験の厳しさ 上野美和 [④教育論評]

【在米日本人ママリポート(7)】チャンスは一度 米大学受験の厳しさ 上野美和

ハーバード・ビジネス・スクール
ハーバード・ビジネス・スクールのキャンパス
 米国では大学受験の願書提出時に全ての活動を記載することになっている。そして、特にPassion(情熱)を持って取り組んだことに関しては3000文字以上のエッセーにして事実とともに情熱を込めて書く。 
 願書の内容を読み、息子の4年間の努力を目の当たりにした。息子の成績は学校内では上位15%くらいの位置だった。IVY(アイビー)リーグ(ハーバードなど米国北東部の私立名門大学8校)は難しいといわれ、ここまで努力しても届かないことに厳しさを感じた。
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研究の現場から日本人の姿が消える日はそう遠くない [④教育論評]

JBPress

研究の現場から日本人の姿が消える日はそう遠くない

学生による学会発表は激減し、外国人研究者の独壇場に

2019.5.27(月) 篠原 信
学会発表を巡る変化が、研究環境の行く末を映し出している。

(篠原 信:農業研究者)

 私は3~4つの学会に参加している。今年の春は2つの学会に参加した。昨年も気づいていたが、今年はどちらにも共通して気になることがあった。

「学生の数が少ない」

 生物系では最大級の学会、日本農芸化学会の様子を見てみよう。たまに一般講演の数が2000を割ることがあっても、おしなべて2000題以上をキープする、マンモス学会だ。ところが2018年度大会では、1996年以来初めて1900を割り込み、今年度は、講演要旨集から独自に集計してみると、1676題と激減した。

【参考】過去の大会一覧(日本農芸化学会)
http://www.jsbba.or.jp/event/annual/event_annual_list.html

好景気の「先」が不安な大学生

 先生方に伺うと、大学院(修士課程)に進む学生の数が減っているという。学生が研究室に配属されるのは、大学にもよるが、4回生になってから。たった1年の卒業研究では、学会発表するだけのデータを出すのは難しいし、プレゼンの技術も追いつかない。このため、学会発表の中心はどうしても、大学院にまで進んだ修士課程、博士課程の学生となる。

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タグ:学会発表
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「総領の甚六」に逆算思考が響かないのはなぜか [④教育論評]

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「総領の甚六」に逆算思考が響かないのはなぜか

漠然とした未来に子どもを立ち向かわせる方法

2019.5.20(月) 篠原 信
子どもに「先のこと」を考えさせるには、どうしたらよいのだろうか。

(篠原 信:農業研究者)

 女性は「逆算思考」が得意な人が多い。将来こうなりたいから、その前にこうなってなきゃいけない。そうなると来年にはこうなっておいて、そのためには今日からこれだけの時間を勉強して・・・と。

 たぶんこの能力は、育児経験によってさらに磨かれる。3時間ごとの授乳で極度の睡眠不足に陥り、フラフラになりながら家事を切り盛りした経験で。「この子が寝たら哺乳瓶を洗って、洗濯物たたんで、晩御飯の下ごしらえをして・・・」。授乳しながら、短い時間で効率よく家事を回すことをマスターする。

 この逆算思考があまりに有効なものだから、子どもにも逆算思考で勉強する意欲をかき立てようとする母親は多い。しかし私の指導経験では、「総領の甚六」(きょうだいの中で一番上が男の子)の場合、逆算思考の話は、どこか遠くのおとぎ話にしか聞こえない。

 私自身も総領の甚六で、母親から「このままじゃあんた、行ける高校ないよ!」と言われたが、「いいよ、働くから」と答えた。勉強した方が給料もらえて裕福な生活ができると聞かされても、「いま楽しい方がいい。勉強嫌いだし。嫌いなことひとつでも減らした方が得」と、馬耳東風。逆算思考は私にちっとも響かなかった。

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タグ:総領の甚六
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変化を恐れない生徒を育てる改革派校長  [④教育論評]

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本記事掲載のWedge5月号『創刊30周年記念インタビュー「新時代に挑む30人」』では、「ホンダジェット」の生みの親・藤野道格氏 やラグビー日本代表・リーチ・マイケル氏、USJ復活の立役者でマーケターの森岡毅氏、大峯千日回峰行を満行した大阿闍梨・塩沼亮潤氏など様々な分野で令和の時代を牽引していく30人にインタビューを行いました。

麹町中学校の教育には、徹底して生徒に「目的思考」を持たせるための工夫がなされている。そこには「自ら考え、行動できる人を育てたい」という、校長の信念が貫かれている。

工藤 勇一(くどう・ゆういち):1960年生まれ。東京理科大学理学部応用数学科卒。山形県・東京都の公立中学校教諭、新宿区教育委員会を経て、2014年から現職。「教育再生実行会議」など多数の公職を務める。(写真・稲田礼子)

 

 

 今の会社や仕事が、1年後にはどうなっているか分からない。変化に強い組織と個人を育てなければならない─。そんな社会の要請に応えるような教育を実践しているのが千代田区立麹町中学校長の工藤勇一だ。生徒たち自らが手がける行事の企画・運営に、その一端が垣間見える。

 例えば2018年5月に開催された体育祭。多くの保護者が訪れる中、観覧エリアはごく一部に限られ、立ち見を続ける人の姿も多く見られた。大型テントも保護者や来賓客は使用できず、生徒以外は立ち入り禁止。徹底的に「生徒ファースト」が貫かれていた。

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1991年が転換点に、解体されていった大学の教養部 [④教育論評]

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1991年が転換点に、解体されていった大学の教養部

大学教育にとって「教養」とは何だったのか(2)

2019.5.10(金) 児美川 孝一郎
大学設置基準の「大綱化」で、大学の一般教育はどのように変わったのか。

(児美川 孝一郎:教育学者、法政大学キャリアデザイン学部教授)

 前回の記事(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56049)では、戦後日本の大学が、なぜ「教養課程」と「専門課程」を併せ持つ教育課程を採用することになったのか、その経緯を明らかにすると同時に、実際に各大学においてスタートした教養課程の教育(一般教育)が、その後、必ずしも所期の目的を達成したわけではなかったという実態とその原因について触れた。

 それでは、その後、大学における一般教育(教養教育)は、どのような命運を辿ることになるのか。

設置基準の「大綱化」前夜

 大きな変化が訪れるのは、1991年の大学設置基準の改訂(いわゆる「大綱化」)以降のことであるが、なぜ「大綱化」が実施されたのか。ここでは、その前段の動きから見ておきたい。

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指示待ち国民はなぜ生まれるのか? [④教育論評]

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指示待ち国民はなぜ生まれるのか?

地方自治と公的サービスを復活させる2つの方法

2019.5.8(水) 篠原 信
国民が、地域や自治に能動的に関わるようになるには、何が必要か。

(篠原 信:農業研究者)

 4月の統一地方選では、全41道府県の道府県議選で計612人の無投票当選が決まったという。無投票で決まった議員の数は、総定数の26.9%にも上り、4人に1人が、選挙もなしに議員になったことになる。投票率も過去最低で、市長選では47.50%だったという。このため、「民主主義の危機」という記事も出るほどだった。

「民主主義の危機」といえば、2005年にスウェーデンに行ったとき、「前の国政選挙で投票率が90%を割り、民主主義の危機だとずいぶん心配された」という話を聞いたのを思い出した。日本では、2017(平成29)年10月の衆議院議員選挙で53.68%だったから・・・うん、危機が底割れしたら、なんと呼べばよいのだろう?

「自己効力感」が愛着を生む

 私は4年前に、「『指示待ち人間』はなぜ生まれるのか?」という一文をtogetterに投稿したことがある。当時、多くの企業で若者が指示待ち人間で困るという声が高まっていた。経営者の中には、「自分の頭で考えられる人間なんて、一握りなんだよ。ほとんどの人間は自分で考える能力なんてないんだよ」と、ちょっと自暴自棄な悲鳴を上げていた人もいた。

 そんな中、子育ての悩み相談をきっかけに、まとめてみたものが上記の一文だ。多くの人の琴線に触れたらしく、現在、56万件を超える閲覧数となっている。

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【親も知らない今どき入試】難関大法学部に強い学校ランク 開成、麻布、桜蔭…トップ10はいずれも中高一貫校 [④教育論評]

【親も知らない今どき入試】難関大法学部に強い学校ランク 開成、麻布、桜蔭…トップ10はいずれも中高一貫校

 今年、人気が復活した法学部に強い学校はどこか。そこで、今週は東大、京大、早稲田大、慶應義塾大の法学部(東大は文I)の一般入試(東大は推薦、京大は特色入試含む)合格者数合計の学校ランクを紹介したい。

 法学部は国立大では、文系最難関とよく言われる。私立大でも法律学校からスタートしたところも多く、歴史と伝統から最難関の場合が多い。難易度を見ても、東大では文系で文Iがもっとも高い。ところが、今年はこの序列に異変が起きた。東大文Iで合格者の最高点、最低点、平均点が、文II(主に経済学部に進学)を下回ったのだ。同じ入試問題なのに差がつき、文IIのほうが入りにくかった。大手予備校の入試担当者は「文IIが文Iを上回ったのは記憶にありません。法学部は卒業後、キャリア官僚、法曹を目指す人が多いのですが、どちらも最近、人気が下がっています逆に文IIは経済学を身につけて、起業しようと考える学生が増えているからかもしれません」という。

 

 

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中学受験、お父さんのNG行動とは?「エクセル父さん」に「自慢話父さん」も [④教育論評]

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(GeorgeRudy/iStock/Getty Images Plus)

エクセルに5分刻みでスケジュール管理
「量さえこなせば」と信じている

 その予定表を見た時、思わず目を疑ってしまいました。

「お父さん、これを全部やらせるつもりですか?」

「そうですよ。このくらいやらなければ、あと2年で開成には行けません!」

 マモルくんは、大手中学受験塾SAPIXに通う4年生。SAPIXは中学受験界では難関中学に強い塾として知られていますが、マモルくんは現在、最下位のクラスにいて、学力が伸び悩んでいます。しかし、お父さんはSAPIXに通っているのなら、最難関中学の開成を目指すのが当然と思っています。小学生の子どもは成長の発達段階にいるため、この先に伸びていく可能性は十分ありますが、偏差値40レベルの学力の子を、偏差値70レベルの開成に合格させるというのは、プロ家庭教師の私達でも、正直厳しいというのが本音です。しかし、お父さんは「死ぬ気で頑張ればできる」と思い込んでいるのです。

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すイエんサーガールから学ぶアクティブラーニング [④教育論評]

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すイエんサーガールから学ぶアクティブラーニング

「観察」がなければ知識もアイデアも生かせない

2019.4.8(月) 篠原 信
「観察」を怠ると良い結果は生まれない。

(篠原 信:農業研究者)

「アクティブラーニング」最高の教材と思われるのは、NHK Eテレの「すイエんサー」大学対決編だ。アイドルを目指す女の子たちが、東大、京大などの名だたる大学の学生たちを打ち負かした。もう数年前に放映された特番だが、ぜひ再放送してほしい。できれば繰り返し放映してほしい(負けた学生はかわいそうだが)。

 なぜ女の子たちは、知識の豊富な大学生たちに勝ったのだろうか? それは、「観察」だ

勝敗を分けた「観察」

 2階から紙を落として、滞空時間を競うという競技。京大生は豊富な知識を駆使し、すばらしい構想を披露し、その実現に向けて工作を始めた。

 すイエんサーガールは、何の構想もない。とりあえず紙を繰り返し落としてみた。

 すると、地面に水平の時は滞空するが、翻って縦になると、急速落下することに気が付いた。「翻らずに水平姿勢を維持できれば、滞空するのでは」という仮説に気がついた。翻りさえなければよい。そんな単純な開発目標でできたものは、なんと角を折っただけというもの。

 京大生は、羽のある種子を模したものやUFO形など、技巧を凝らした紙細工を開発した。落下するときの様子は大変興味深かったが、比較的速やかに落下。他方、すイエんサーガールの作った、いや、作ったなどともいえない、角を折っただけの紙は、驚異の滞空時間を誇った。

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