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EU離脱とアイルランド統一 3月31日 [産経抄]

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2017.3.31 05:04

【産経抄】EU離脱とアイルランド統一 3月31日

 今月22日付の国際面で小さな記事が目に留まった。英国・北アイルランドの自治政府の前副首相、マーティン・マクギネス氏の訃報である。享年66、心臓を患っていたという。

 ▼1937年にアイルランドが英国から独立を果たした時、北アイルランドだけは残された。以来、アイルランドとの一体化を求めるカトリック系住民と、英国統治の存続を望むプロテスタント系住民の対立が続いてきた。

 ▼70年代に入ると、カトリック系の「IRA」など、過激組織によるテロ活動が英国全土で激しくなる。死者は3500人以上に上った。その司令官として名前をとどろかせたのが、マクギネス氏である。98年に成立した和平合意には、IRAの政治組織シン・フェイン党の交渉代表として参加していた。

 ▼合意によって誕生した自治政府にも加わり、2007年からは副首相を務めた。12年にはかつての敵、エリザベス女王と、「歴史的な握手」を交わしている。そんな政治の平穏に水を差したのが、英国のEU離脱である。

 ▼カトリック系住民にとって離脱は、アイルランドとの間に新たな「国境線」が引かれることを意味する。自治権の縮小を懸念する声も上がり始めた。プロテスタント系政党とエネルギー政策をめぐって対立したマクギネス氏は、今年1月に辞任した。その結果今月初めに実施された選挙では、シン・フェイン党が議席を伸ばしている。

 ▼独立機運が再び高まりつつあるスコットランドとともに、北アイルランドの今後の情勢から目が離せない。和平はあくまで英国残留を前提としたものだったが、マクギネス氏はこううそぶいていた。「将来、統一アイルランドが実現することを確信している。交渉はその過程にすぎない」


タグ:産経抄
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米国で北朝鮮攻撃が議論の的に、日本は備えを急げ [●世界の軍事情勢]

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米国で北朝鮮攻撃が議論の的に、日本は備えを急げ

ソウルは火の海に、日本も報復攻撃されることは確実

2017.3.30(木) 北村 淳
韓国・ソウルの街並み。米国が北朝鮮に軍事攻撃を仕掛けると、ソウルは北朝鮮から報復攻撃を受けることになる(資料写真)

 

「先制攻撃にせよ予防攻撃にせよ、北朝鮮を軍事攻撃した場合は直ちに北朝鮮から報復攻撃を受け、第2次朝鮮戦争がスタートすることになる」

先週、韓国紙(英語版「Korea Times」)で、ジョージタウン大学のロバート・ガルーチ教授が警告した。

もともと大学教授であったガルーチ氏はビル・クリントン政権に加わり、アメリカ側の首席交渉官として「米朝枠組み合意」(1994年)の成立に尽力した。その後、再び大学に戻り、現在はジョージタウン大学で外交を教えている(北朝鮮はしばらくの間「米朝枠組み合意」を履行していたが、徐々に困難に直面し2003年に決裂した)。

トランプ政権は「過去20年にわたる北朝鮮に対する“関与政策”は失敗であり、今後は軍事攻撃も含むあらゆるオプションを実施する」といった方向性を打ち出している。それに対してガルーチ氏は、「封じ込め政策」でなく「関与政策」こそが有効であると反論している。

そしてガルーチ氏は上記の警告に続けて、「(北朝鮮を軍事攻撃するからには)アメリカと同盟国は第2次朝鮮戦争に備えねばならない。しかしながら、アメリカも同盟国も戦争には備えていないではないか」と強い懸念を表明している。

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タグ:北朝鮮攻撃
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「国の守り」を放棄する学術会議でいいのか [●之が反日の実態]

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「国の守り」を放棄する学術会議でいいのか

日本の安全・存続には国を挙げての関与が欠かせない

2017.3.30(木) 森 清勇
欧州版GPS「ガリレオ」測位衛星4基の打ち上げ成功、ESA

仏領ギアナのクールーにある欧州宇宙機関(ESA)基地から打ち上げられる、「ガリレオ」測位衛星4基を搭載したロケット「アリアン5」(2016年11月17日撮影)〔AFPBB News

防衛省が公募する安全保障関連の技術研究に対し、日本学術会議は構成員の総意としての総会ではなく、幹事会で「軍事目的の科学研究を行わない」とした過去の声明を継承するとした。

しかし、日本の安全を守るためには産業界の協力だけでなく、先進的な科学技術を探求する学界の協力が欠かせない。

学術会議は戦争に関わることに忸怩たる思いがあるというが、侵略戦争は憲法9条で禁止しており、日本の防衛技術研究はどこまでも戦争抑止や自衛戦争の目的に資するものである。

また、戦争に反対するのは学術会議の会員だけではない。会員以上に戦争したくないのが防衛省・自衛隊であり自衛官である。また国民のほとんどもそうであろう。

しかし、日本に脅威を及ぼし、あるいは侵略する国があれば、それを抑止し防衛しなければならない。そうでなければ日本の安全が保障されない。

憲法9条は、日本が侵略戦争をすることを禁止はするが、外国が日本を侵略することを抑止することはできない。従って、家に戸締りが必要であるように、国にも防衛のための備えは必要である。

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タグ:学術会議
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日本を数学大国にしたミリオンセラー『塵劫記』 [教育論評]

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日本を数学大国にしたミリオンセラー『塵劫記』

江戸時代に庶民がこぞって読んだ驚異の数学書の正体

2017.3.30(木) 桜井 進
学校でのコンピューター使用、成績向上に効果なし OECD調査

中米エルサルバドルの首都サンサルバドルでコンピューターの画面を見つめる生徒たち〔AFPBB News

江戸時代から続く数学ブーム

今から約400年前の1627年、1冊の数学書が誕生しました。『塵劫記』は一気に全国に広まり、子供から大人まで空前の数学ブームを巻き起こすことになりました。

はたして、現在までそのブームは続いています。私が審査委員を務める「塩野直道記念算数・数学自由研究作品コンクール」は今年で第5回になりますが、小学校1年生から高校3年生までの応募数は1万5000人を超える盛り上がりを見せています。

主催であるRimse(一般財団法人 理数教育研究所)のホームページ上で受賞作品を閲覧することができます。ぜひ我が国の子供たちの受験数学を超えた数学力を見てください。

もう1つ私が審査委員を務めるのが数学甲子園(全国数学選手権大会、主催公益財団法人日本数学検定協会)です。

昨年は全国196校(中学校・高等学校)415チームが参加。今年で10回目を数えます。「問題解決力」「チームワーク力」「プレゼンテーション力」「問題作成能力」など、受験数学を超えた数学力のコンペティションです。

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タグ:塵劫記
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その響き百千の雷をなし 3月29日 [産経抄]

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2017.3.29 05:04

【産経抄】その響き百千の雷をなし 3月29日

 雪崩の本当の恐ろしさを知るのは、体験した人だけである。日本の雪崩研究のパイオニアだった故高橋喜平さんも、岩手県の雪山で巻き込まれた。

 ▼4メートル上方から雪が落ちてきた瞬間、「汽車が急停車したときのような衝動」を受けた。ほとんど意識を失い、気がついたら80メートル下の雪上に立っていた。片方のスキーが何かの突起物に引っかかって偶然取り残されたらしい。助かったのは奇跡である。

 ▼高橋さんによれば、すでにある固い雪の上に、新しく降り積もった部分が滑り落ちる「表層雪崩」だった。日本では、斜面全体の雪が全て崩れ落ちる「全層雪崩」に比べて、こちらの遭難が圧倒的に多い。前兆が少なく、滑落速度も大きいからだ。

 ▼栃木県那須町のスキー場で27日に発生した雪崩も、表層雪崩だった可能性が高い。登山の講習会に参加していた県立高校の男子生徒ら8人の命が奪われた。高橋さんは、かつて小紙のインタビューで、表層雪崩についてこう語っている。「降雪量の多い時は注意しなければいかんです。風がともなう場合はさらに何倍か危険だ。そういう時は無理をしない」。

 ▼現場は、まさにその通りの天候である。前日からなだれ注意報も継続中だった。当日朝予定していた登山は中止になった。ではなぜ、雪をかき分けて歩くラッセルの訓練を続行したのか。引率した教員の判断に、無理があったと言わざるを得ない。

 ▼「幾千丈の山の上より一度に崩れ頽(おつ)る、その響き百千の雷(いかずち)をなし大木を折り大石を倒す」。江戸後期の文人、鈴木牧之(ぼくし)は、『北越雪譜』で、雪崩の破壊力の大きさをつづっている。昔も今も、雪崩の脅威には逆らえない。無理をせず、危険地帯に近づかない知恵だけが命を守ってくれる。


タグ:産経抄
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